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AirPods Pro2開封レビュー。圧倒的なノイキャン性能を搭載した、これからのスタンダード。

2019年に突如として発表・発売され、世界中で売れに売れた「AirPods Pro」

そんなAirPods Proですが、約3年ぶりに新作「AirPods Pro 2」が発売されました。

今回はそんなAirPods Pro 2の開封、ファーストインプレッションを紹介していきます。

目次

AirPods Pro 2のスペック

まずはAirPods Pro 2の基本的なスペックから。

前作からの違い

今回のAirPods Pro 2ですが、前作のAirPods Proからどのような点が変わったのかについて紹介します。

前作から変更された点

  • バッテリー性能が向上
  • H2チップを搭載
  • イヤホン本体から音量調節が可能に
  • ノイキャン性能が最大2倍に
  • 適応型環境音除去機能を搭載
  • ケースにもIPX4等級の防水性能
  • ストラップループが追加
  • 内蔵スピーカーを搭載

バッテリー性能が向上

前作のAirPods Proのバッテリー持ちは、イヤホン本体で4.5時間、ケース込みで24時間のバッテリー持ちでした。

対して、今回発売されたAirPods Pro 2はイヤホン本体で6時間、ケース込みで30時間のバッテリー持ちを実現しています。

ワイヤレスイヤホンはいざ使いたい時に限って充電がないことが多いので、バッテリー持ちが進化したことは良い進化点だと言えます。

ノイキャン性能が最大2倍に

今回一番の注目点は「ノイズキャンセリング機能がどれだけ強化されたのか」という点にあります。

初代AirPods Proに関しても業界最強クラスのノイズキャンセリング機能を搭載してましたが、今作はそれを上回るノイキャン性能を搭載しています。

この点に関してはこの後開封、検証していきます。

イヤホン本体から音量調節が可能に

初代AirPods Proはイヤホン本体からの音量調節ができず、スマホからの音量調節のみに対応していました。

しかし、2代目のAirPods Proからはタッチコントロールに対応し、上下にスワイプすることで音量調節が可能になりました。

適応型環境音除去機能を搭載

外部音取り込みモードは「適応型環境音除去」機能に対応。毎秒4万8000回の処理によって、通過するクルマのサイレンや、工事の音、さらにはコンサートでの大音量スピーカーなどのノイズを自動的に選択して抑えられるようになりました。

ケースにもIPX4等級の防水性能

初代AirPods Proはイヤホン本体のみにIPX4等級の防水性能がついていました。

イヤホンのみであれば多少の水に濡れても問題ありませんでしたが、ケース自体には防水性能がなく、雨の日などではケースが濡れないように注意が必要でした。

しかし、2代目のAirPods Proからはケース本体にもIPX4等級の防水機能が搭載されました。

ストラップループが追加されたことと、ケース本体にもIPX4等級の防水性能がついたことで、バッグにアクセサリー感覚でAirPodsを付けていても、雨に濡れる心配をする必要が減りました。

ストラップループが追加

イヤホンケースにストラップループが搭載されました。

個人的にはどっちでもいい進化。

内蔵スピーカーを搭載

今作からイヤホンケースに内蔵スピーカーが搭載されました。

ワイヤレスイヤホンは小型化が進んでおり、なくしてしまう人も多いと思います。

「探す」機能で紛失してもある程度の場所は特定できるものの、正確な場所まではわかりませんでした。

しかし、スピーカーを搭載したことによってより発見しやすくなりました。

開封

さて、前置きはこれくらいにして実際に開封していきます。

梱包自体は初代AirPods Proとほとんど変わらず。

開封すると、いつもの取扱説明書が入っており、

取扱説明書を取り除くと、本体が登場。

付属品は本体の他にUSB Type C to Lightningケーブルと、イヤーピースが付属しています。

なんで未だにLightning端子なんですかね。。。

イヤーピースは初代AirPodsにも付属していた、S,Lサイズの他に、XSサイズも付属しています。

本体にはMサイズが標準でついています。

AirPods Pro2本体

次にAirPods Pro2本体の紹介をしていきます。

パッとみた感じ初代AirPods Proからの進化点はありません。

今作から追加されたストラップホールと、

内蔵スピーカーが搭載されています。

実際に装着してみても、装着感に関しても初代と全く同じ。

iPhoneと接続すると、すぐに空間オーディオのパーソナライズ化設定画面へ。

正面からの画像と、右耳、左耳の写真を、指示に従って撮っていきます。

これだけで空間オーディオのパーソナライズ化が完了。

約2分で空間オーディオのパーソナライズ化が完了します。

AirPods Pro2のファーストインプレッション

本体を開封後、早速以下の項目

  • 電車内などの騒音化でのノイキャン性能
  • 外音取り込み機能
  • 音質

について検証をしてきたので、紹介していきます。

ノイキャン性能

ノイキャン性能に関しては、実際に電車などの騒音化で、どれだけノイズが軽減されるのか検証しました。

結論として、前作よりもノイズキャンセリング機能は向上しています。

ただし、カタログスペック上は「ノイキャン性能が最大2倍向上」となっていますが、体感としては1.5倍程度。

しかし、それでも十分と言えるほどノイズキャンセリングは効いています。

初代AirPods ProとSONY WF-1000XM4がよく比較されていましたが、多くのレビューでは、AirPodsのノイキャンはSONY WF-1000XM4に一歩劣るノイキャン性能と言われていました。

しかし、今回のAirPods Pro2で逆転しました。

SONY WF-1000XM4のノイキャン性能を10点とすると

  • 初代AirPods Pro:9点
  • AirPods Pro2:14点

といった結果となりました。

やはり先述して通り、「ノイキャン性能が最大2倍」は言い過ぎなのではないかといった印象を受けます。

ただし、現在発売されているノイズキャンセリング機能付きワイヤレスイヤホンの中では、間違いなくトップのノイキャン性能を搭載しています。

外音取り込み機能

次に外音取り込み機能について。

外音取り込み機能についても非常に優秀で、前作よりも自然な外音取り込みが可能になっています。

といっても、前作の外音取り込み機能に関してもAirPods Proは優秀であったため、ノイキャン性能の向上ほどの強い印象はありませんでした。

また、今作から新たに搭載された「適応型環境音除去機能」についても検証を行いました。

適応型環境音除去機能とは、周辺に大きな音がしても自動的耳を保護する、ノイズキャンセリング機能に含まれている機能の一つです。

例えば、コンサートやサーキット場等の騒音下で、耳に負担がかかるとAirPods Proが判断した場合、音を軽減してくれるという機能です。

実際に高架下で検証してみたところ、確かにノイズは大幅に軽減されていました。

ただし、これが本当に「適応型環境音除去機能」によるものなのかは判断の難しいところ。

この点に関しては後日詳細に検証してみる予定です。

音質

最後に音質に関して。

最初に受けた率直な感想としては、

  • 初代AirPods Pro2よりも音質・解像度共に大幅に強化された。
  • 質は上がったものの、感動するほどではない

といった印象を受けました。

AirPods Pro2に関しては今後「ロスレス」という高音質コーデックに対応予定なので、そこでさらに化ける可能性は大いにあります。

3年前のハイエンドワイヤレスイヤホンが、順当に進化した音質であると言えると思います。

まとめ:初代vs2代目 どちらが買い?

今回は、9月23日に発売されたAirPods Pro2の開封・イヤホンに関する率直な感想について紹介しました。

最近初代AirPods Proを買ってしまった人は、無理して買い換える必要はないと思います。

が、初代AirPods Proを使っていて、そろそろ買い替えを検討している人は買い換えても非常に満足できる製品だと思います。

また、AirPods Proを購入しようか迷っているけど、2代目か初代どちらを買おうか迷っている人は、思い切って2代目のAirPods Proを買うことをお勧めします。

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